430MHz帯用5エレ八木アンテナのブーム分割

430MHz帯用5エレ八木アンテナの製作を行いお試し運用や輻射器と給電部の変更をして来ました。今回は、670mm長のブーム(ポールも)をリュックの脇に固定して山歩きすると「枝が密集しているところなどで必ず引っかかる。」という事から、ブーム・ポールの2分割を行いました。上記写真の下が2分割したブーム・ポールをまとめた状態です。上は3mの自撮り棒を収納した状態で長さは450mmです。それを目標に分割したブーム・ポールの長さは450mmにしました。

1.分割状態

ブームの分割位置は第二導波器と第一導波器の間で、おおよそ450mmぐらいで分割しました。(上の2本)
下の2本がポール。(既に連結用の部品が付いた状態です。)

2.連結方法

連結方法は差し込んで、ダボで抜け防止を行なっています。
ブームは15mmの角材なのでそれを囲むように長さ100mm x 幅19mm 厚さ3.5mm(実測)の合板4枚を用意して、ブームの端から50mmを合板の接着代にして木工ボンドで接着します。各々の合板も接着代が少ないが木工ボンドで接着しました。15mm角の空洞部が50mmできるので、そこへもう1本のブームを差し込めます。
抜け防止は、ブームを差し込んだ状態でφ6.5の穴を開け(位置ズレが起きないように)ました。そしてそこへφ6の木工用ダボを差し込みました。

左がブームに合板4枚を接着した状態で、合板の先端が開かないようテープを巻きました。このテープを巻く時はもう一方のブームを少し差し込んで治具にしたほうが良いと思います。(テープを強く巻くとブームを差し込めなくなる。)右がブームを差し込みタボも差し込んだ状態です。

3.組立状態

材料が木材なので、山で違和感?が無いと思う木の葉に近い色で塗りました。

赤丸の部分が連結箇所。折り返しダイポールのIV線の被覆を剥がしたら更に弱々しく見えてしいました。

長さは目標の450mmぐらいなりましたので、枝などに引っ掛かる可能性は少なくなりました。あとは設営時の使い勝手はどうか?次回の移動で確認する予定です。